セランガンバツ(Selanganbatu)
セランガンバツはバラウやイエローバラウ、またはバンギライと呼ばれる。
色あいは黄褐色や薄褐色をしており、木目は細かく色合いも美しい材のひとつ。耐久性に優れ、加工性もよく、乾燥においては、天日、人工乾燥両方ともよく、柾引きすれば、寸法安定性もあり、曲がり、ねじれ等も少ない。屋外の雨や熱にも強く、耐久性も高い硬質材のひとつでウッドデッキ材としても適材のひとつである。欠点は材の中に黄の成長中に入ったピンが見られることがあるが、加工後に入ることはない。シロアリや害虫には強靭ではないが、強い部類にいる。
ヨーロッパやオーストラリアではウッドデッキ材として使用された実績が長く、耐久性は実証済み。セランガンバツ材はイペ、ウリンやカンドーレと比べると若干軽いが加工性は良く、材の安定供給も利便性のひとつ。